近くて遠い国、ロシア。いちばん日本に近い極東エリアの大都市ウラジオストク。
成田からは夏のみ直航便があるという噂だが、通常は新潟・富山・ソウル経由で行きます。
と言うわけでやってきた富山空港。国際線セキュリティーチェックでは液体物持込用の透明ビニール袋の寸法まで測る(苦笑)厳しいチェックを受けて出国します。
搭乗口から工事現場みたいな階段を降りて滑走路に立つと出迎えてくれたのは
ウラジオストク航空の32人乗り(4席x8列)飛行機!見た瞬間そのやばさに大爆笑。
乗り込んだ瞬間ガソリン臭いわ(漏れているんじゃないのか?)、手荷物は無造作に山積みされているわ(乱気流で荷物が乗客に当たったらどうする?)、もうとにかく大笑い。
機内食とドリンクサービスはちゃんとある。スモークサーモンなんて普通に美味しかったし。テーブルは前席背もたれにはめ込み式のをスチュワーデスが持ってくる。でも最前列の席ははめ込む穴がないからテーブル無しなんだよ・・・
(後日ロシア人に「あの飛行機は万一エンジンが止まってしまってもしばらく滑空できるからいいんですよ」と言われた。良くないってば・・・汗)
約2時間40分の空の旅の後ウラジオストクに着いてからはホテルに頼んでおいた送迎タクシーで市街まで。空港から市街まで1時間ぐらいだったでしょうか、舗装されているけど道は悪いし周りは真っ暗だし、不安なことこのうえない。
しかし夜が明けると、早朝立ちこめた霧の中にロシア太平洋艦隊の重要軍事基地と言われた軍港の姿が浮かび上がる。
港から続くなだらかな斜面に並び立つ西洋風の建物は、確かに「東洋のサンフランシスコ」と呼んでもいい風景。ここがもう少し整理されて、緑豊かな夏に来れば、きっと美しい街になるでしょう。
ほとんど観光していない中唯一行ったのが金角湾を望む高台(120m)にある鷹の巣展望台。工事中のためケーブルカーは運航中止だったけれど、車で連れていってもらった。
湾が一望でき、特に夜は湾内に停泊する船や、民家の灯りがネオンとなって光輝き美しい。
そうそうウラジオストクでは、日本で使用していた状態のままの車が走っている。この某工務店の軽トラックもそのひとつ。佐川急便も沢山走ってたっけ(笑)。